2017年3月までに要支援対象者に対する介護サービスが市町村事業に完全移行し、各自治体ではロコモ予防体操の住民への普及啓発を目的に、地域の民生委員や老人会役員などボランティアを対象に現場で直接体操等を指導する「指導員・普及員」を独自に養成。幅広い高齢者層を対象に地域サロンで運動器機能向上を図る支援活動を展開しています。
SLOCが進めるロコモコーディネーター制度は、今後ますます重要となる介護予防事業において、自治体と現場(在宅・サロン)の間に入り、直接ロコトレ指導などを行うボランティアに対しその養成ならびに派遣、調整(コーディネート)を担うことを役割と考えています。
ロコモコーディネーター指導下のロコトレ指導による介護度進行抑止効果
「ロコトレ介入により要支援・要介護状態の改善が望める医学的根拠」という命題に対し、SLOCは過去に検証した二度の追跡研究結果をもとに再度「ロコモコーディネーター指導下のロコトレによる介護度の進行抑止効果」と題し、一括として論文化し、日本運動器科学会誌に掲載されました。ぜひご一読ください。(令和7年3月5日 日本運動器科学会転載許諾済)
ロコモコーディネーターのロコトレ指導による介護度進行抑止効果 二階堂元重 林 承弘 藤野 圭司 久保谷康夫 宮田 重樹 運動器リハビリテーション 第35巻 3号:255-263 , 2024
更新日2025/03/06