「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」をストップ NPO法人 全国ストップ・ザ・ロコモ協議会 SLOC(エスロック)

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3.SLOC公益事業について

SLOCの社会貢献活動について

平成25年12月14日

A)NPO法人の立ち上げと活動支援
超高齢社会を背景に、ロコモティブシンドローム(以下「ロコモ」)は、「メタボ」や「認知症」と並び、「健康寿命の短縮」の3大要因のひとつになっており、医療、介護の社会的コストも加速度的に増大している。今後健康寿命を延伸させるとともに医療・介護費用を抑制してゆくためには、ロコモ対策(予防、早期発見・早期治療)が大変重要になる。ロコモ予防事業による医療介護費削減効果は年間約5,000億円と試算されている。

SLOC(エスロック)「全国ストップ・ザ・ロコモ協議会」は、JCOA会員有志が起点となって立ち上げたロコモ対策事業に特化したNPO法人で、2013年1月に東京都の認可を得て正式に発足し、活動を開始している。

*SLOCの社会貢献活動

(1)ロコモに関する普及広報事業
1)「全国市民公開講座(ロコモキャラバン)」開催 
年2回、すでに5都市で開催されいずれも高い評価を得ている。
2)ホームページの管理・運営
一般市民から整形外科専門医まで幅広い層を対象にウェブサイト上でロコモの医学的知識と臨床経験に基づいた広報・普及・啓発活動を行っている。
3)行政への啓発・普及
全国の自治体・教育委員会を対象にロコモや子どもロコモに関するアンケ ート調査を行い、地域の実態把握および医学的情報を収集、その結果を公表した上で、引き続き本法人の活動報告、ロコモ関連情報についてウェブサイト、メールマガジンを通じ定期的に配信している。
4)ロコモ講演会等への講師派遣
随時行政や医師会等からの依頼に応じ、本法人から講師派遣を行っている。

(2)ロコモに関する教育研修事業(「ロコモコーディネーター」の養成)

各自治体と連携の上、現場でのロコモ予防活動に携わるボランティアなどの養成、教育や自治体との間に立って派遣などの調整役(コーディネート)を担うロコモコーディネーターの養成に取り組んでいる。これまで4回の資格取得研修会を開催し計504名の資格者が誕生している。

(3)「子どもロコモ」啓発事業
近年子どもたちの運動、食事など生活習慣の劣化が原因で引き起こされる「運動器機能不全」の病態について学校医・養護教諭・保護者と連携の上で調査、報告するとともにそのスクリーニング体系について検討し、来年度から始まる「学校保健における運動器検診」への対応を視野に入れている。

B)ロコモ対策市民公開講座の開催(JCOA/外用製剤協議会共催)
平成27年03月05日 神戸国際会館・こくさいホール
平成27年07月24日 石川県立音楽堂・邦楽ホール
平成27年11月16日 京都染織会館シルクホール

文責:二階堂 元重

SLOC公益事業3本柱

平成25年01月12日

SLOC(エスロック)「全国ストップ・ザ・ロコモ協議会」(Japan Stopthe Locomo Council)は、日本臨床整形外科学会(JCOA)会員有志が起点となって立ち上げたロコモティブシンドローム(ロコモ)啓発事業に特化したNPO法人(理事長 藤野圭司)で、2013年1月に東京都の認可を得て正式に発足し、活動を開始しています。2014年度のSLOC公益事業の3本柱は、①「ロコモコーディネーター」の養成 ②「全国市民公開講座」開催 ③大規模全国アンケート調査です。

①「ロコモコーディネーター」の養成について
われわれは、現場でのロコモ予防活動に携わるボランティアなどの養成、教育や自治体との間に立って派遣などの調整役(コーディネート)を担うロコモコーディネーターの養成に取り組んでいます。活動には専門的知識や技能が求められますので、受講資格は原則として施設に所属する医療系・介護系の有資格者などとしました。2014年6月に浜松市で開催された第1回資格取得研修会では186名の「ロコモコーディ ネーター」が誕生し、すでにこの資格を持った保健師や理学療法士(PT)が講師として地域の「普及員・指導員」に対し「ロコトレ実技指導」などの養成講座を開講しています。第2回研修会は同年12月宮崎市(宮崎大学医学部整形外科 帖佐悦男教授)で開催され、今後は各地で毎年一定数の有資格者を養成し,地域における介護予防事業のモデルケースとしたうえでの厚生労働省老健局への提案も視野に入れています。

②「全国市民公開講座」について 
「ロコモと認知症」「ロコモと骨粗鬆症」をテーマとして毎回各分野に精通した医師を招いて講演を行い、その後会場内でロコモ予防体操、物忘れテストの実施のほか、VTRでの具体的事例の紹介も行っています。「ロコモキャラバン」と命名し、運営を株式会社NHKエデュケーショナルに委託して各開催地における臨床整形外科医会の協力を得ながら、その名のとおり全国を縦断して、平成27年度以降は年2回のペースで開催してゆく予定です。すでに第1回が2014年8月に大阪市、第2回が10月に札幌市で開催され、いずれも高い評価を得ています。

③「大規模アンケート調査」について
今後自治体との連携下に地域に密着したロコモ啓発活動を展開していくうえで、各自治体の「ロコモ」に関する意識、実態を調査すると同時にSLOC活動内容の紹介も併せて調査票を郵送しました。さらに全国教育委員会に対して「こどもとロコモ」に関するアンケート調査を行いました。

結果、全国1,964自治体のうち918施設(46.7%)、全国1,789教育委員会のうち802施設(44.8%)から回答が得られました。このように非常に高い回収率を達成できた理由としては、ロコモに対する自治体、教育委員会の関心の高さおよびインターネット利用による回答の簡便さがあったと思われます。
また「ロコモ認知度」国民アンケート調査として、外来を訪れた患者さんならびにご家族4,563名を対象に「ロコモ認知度と理解度」についての「直接聞き取り調査」を行いました。結果は「認知度」36.3%,「理解度」(意味を知っている。)14.9%でした。この数字は日本整形外科学会による2014年度のウェブ調査結果とほぼ一致していました。
「ロコモ」という言葉が広く浸透してもロコモ対象者が減らないようでは意味がなく、今後は「運動器症候群」としての内容を十分「理解」してもらえるよう、さらにきめの細かい啓発・予防活動を続けてゆきたいと考えています。

最終更新日 2015/12/14

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